【EAC】高機能なリッピングソフトを選ぶ(4)
大変ご無沙汰しております。
実は友人などから『MP3はわかったから早くFLACのエンコードのし方を教えろ!』と言われておりまして、いや、EACはそもそもFLACの方がエンコードしやすいだろとは思っていましたが…、やはり記事にできるならした方がいいと思いまして、手前みそ的な感じですがEACを用いてのFLACエンコードを書いていきたいと思います。
もう時代はHi-Resなんですね!
EAC を使って FLAC を作るまで
では早速FLACのエンコードに移りたいと存じます。あ、FLACがわからない方はこちらに解説をしていますので参考にしてください。また、この記事はEACに関して書いてまいりました一連の記事を前提にしておりますので、いろいろ意味不明という方は過去記事を参考にしてくだされば嬉しいです。
さて今回もエンコード設定に関して基本的にデフォルト設定のままで構わないところはあえて変えておりません。
EAC でのエンコードの流れ
流れとしては、MP3の回同様に
・CD をトレーにセットして読み込む
・ネットで CD のデータを照合し曲名リストに反映
・選択したトラックをエンコードしてCMPボタンを押す
・待つ!
・完了
となります。
今回はFLACなので特に音質にこだわっていきたいので、セキュアモード一択での読み込みとします。
この流れの中で事前に設定が必要なのは
・CD ドライブの読み込み設定
・エンコーダのパラメータ設定
などですが、これら基本形はMP3の時に使った設定と同じです、なのでわからない点はMP3の記事を参照してください。
ではこれらの設定を先にしていきましょう。
CD からの取り込み設定
ドライブからどのように読み込むかという設定になります。
[F10] を押してドライブオプションを開きます。
[取り込み方法] のタブを設定します。
ここではセキュアモードを選択してください。
※ドライブ名は私のドライブになっています
エンコーダのパラメータ設定
[F11]を押してエンコードオプションを開き[外部エンコーダ]タブを開きます。
外部エンコーダである flac.exe へパラメータを設定してエンコードをします。
※基本的には画像を参考にしてください。
・まず大事な[□エンコードに外部プログラムを使用する]にチェックを入れる。
・エンコーダ別パラメータは[ユーザー定義]
・拡張子は[.flac]
・パスは flac.exe のインストール先を指定
・追加のコマンドラインオプションは私が設定している [ -T “artist=%artist%” -T “title=%title%” -T “album=%albumtitle%” -T “date=%year%” -T “tracknumber=%tracknr%” -T “genre=%genre%” -8 %source% ] をとりあえず入力してください(笑)
・ビットレートは何でもいいですが、私は 896 にしています。気持ちの問題かな。
・WAVE ファイルの削除は任意で
・高品質にチェック
以上の状態でエンコードを行います。
プロファイルの登録
EAC ウィンドウの下部に[新規]というボタンがあります、このボタンでプロファイルを登録します。
新規ボタンを押してオプションウィンドウを開きます。
ここでは上記までの EAC で設定した全てのオプションを選択します。
上部にある BOX にはこのプロファイルの名称をつけます。ここは好きな文字列を入れて構いません。
わたしは [FLAC HQ]として保存しています。
FLACを作る
あとは流れのように FLAC を作ります。
EAC 下部にあるプルダウンメニューのプロファイル選択を [FLAC HQ] にしたらあとは CD を入れ CMP アイコンをクリックします。するとリッピングとエンコードを表示する取り込みウィンドウが開き処理が始まります。
処理が完了した後、終了音がなって処理が完了します。
駆け足でしたが、もうFLACエンコードが出来ていると思います。
これからのエンコードコーデックは、容量と処理速度に物言わせるロスレスタイプが主流になっていくのだろうと思います。昔なら重くて大きくて再生なんかできなかったと思いますが、いい時代になりました。
そんなFLACですが、必要性を感じない方もいるかもしれませんし、昔ながらにCDを作ったり、カーオーディオなどでファイルを読み込ませるにはmp3しかダメなんて人もいるかもしれません。でもいわゆる保存ファイルとしてFLACを作っておけば、ほかのコーデックにエンコードする場合でも最高の音質を担保したまま比較的小さく持っておけるのと、ファイルにメタを入れておけるので、音源ファイルとしても使い勝手がよいと思います。WAVEコンテナのPCM音源ではメタが入れられないしサイズも大きいですからね。
これは完成形の運用ファイルであり、他コーデックへも利用できる中間ファイルもしくは保存ファイルとなるわけです。
SONYのWALKMANはFLACを聞くことができます。そう、Hi-Res音源がもう当たり前に持ち運べるわけです。ほんと、長生きはするもんだなー。
さて、番外編ではありますが、この次にEACではなくFLACなどHi-Res音源をone source multi useするのにとても便利な fre:ac のことを少し紹介しようかと思います。
フォローお待ちしてます!
今後ともよろしくお願いいたします。